トップページに戻る

検索のヘルプ

Location:ホームテクニカル情報配信サービス > Pure Protein Club

三段階精製ストラテジー【1】 序章
~精製の基本戦略と煮物作りの意外な関係~

これからタンパク質を精製しようとしている方、精製しているけど行き詰まっている方のための新連載です。

参考に出来そうな精製パターンがないタンパク質を精製しなければならないとき、いったい何から始めればよいでしょうか?


どんなタンパク質が相手であっても、精製を始める前に決めておくべきことがいくつかあります。
例えば目標とする純度や回収量(ゴールの設定)、またそのゴールへより効率よくたどり着くための精製工程の組み立て等が挙げられます。

精製工程は、精製手法としてのアフィニティー、イオン交換、ゲルろ過、疎水性相互作用クロマトグラフィーに加え、カラムクロマトグラフィー前後のサンプル処理、精製純度/活性の確認の組み合わせによって成り立ちます。さらに各クロマトグラフィーを行うにあたっては、カラム種・カラムサイズ、溶出液や溶出方法などのパラメータを最適化してゆく必要があります。こう聞くと、「なんだか始める前から大変だなあ・・」と気が重くなるかもしれません。

しかしこれらの事前の計画を十分に行っておくことで、時間や労力の割に十分な結果が得られないという事態を回避できるのです。

本連載では、この「事前計画=精製戦略の立て方」を、すっきりと理解していただくための解説を全4回で進めてゆきます。

さて、突然ですが大根の煮物をご想像ください。まずは収穫した大根をキッチンへ運ぶ前に洗って泥を落とします。

そして皮をむき、適当な大きさに切り、その後面取りや隠し包丁を入れ、下ゆで、味付け・・と進みます。大根以外のどんな野菜でも、いきなり味付けをしたり、泥が着いている状態で刻むことはありませんね?

「畑から採った野菜をどのようにして調理するか?」タンパク質精製の進め方は、実はこれに似ています。つまり、カラムクロマトグラフィーにかける前に主だったゴミを処理して、その後不要なタンパク質を徐々に削ぎ落としていき次第に純度を高めてゆくのです。

弊社では精製行程全体を大きく3つの段階に分けて考える「3段階精製ストラテジー」を提唱しています。
次回から3段階の各ステップを詳しく解説します。


三段階精製ストラテジー 全4回


お問合せフォーム
※よくあるお問合せとご回答(FAQ)は「こちらで»」ご覧いただけます。
※ファイルを添付してのお問合せは、お手数ですが「Tech-JP@ge.comまでメールにて」お問合せください。
お問合せ内容[必須] お名前[必須]  
大学/企業名[必須]
E-mail[必須]
電話[必須] - - (内線
ご記入いただく個人情報は、当社製品・サービスの提供及び販売促進、当社製品に関する情報の収集・分析及 び提供、新製品・新サービスの研究開発等並びに市場調査のために利用します。当社は個人情報を業務委託 先に預ける場合がありますが、個人情報の取扱いに関する法令、国が定める指針その他の規範に従い、委託先 に対する必要かつ適切な監督を行います。個人情報に関するお問い合わせは個人情報相談窓口(042-5855111:平日午前10時~午後5時)にて承ります。 GEヘルスケア・ジャパン株式会社 個人情報管理責任者
個人情報保護に対する基本方針