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ÄKTAの簡単便利機能講座【3】
~スカウティング機能 (1)~

今回はHiTrap HIC Selection Kitの新製品販売に伴いカラムスカウティングについて紹介します。

そもそも「スカウティングって何?」と思われる方もいるかもしれません。
スカウティングとはÄKTAの制御ソフトウェアのUNICORNに組み込まれた条件検討を簡単に行なうための機能です。カラム、バッファーpH、グラジエント、流速、サンプル添加量などの最適条件検討を自動で行なうことができます。


設定方法


1) まず基本となる精製プログラムを作成します。
UNICORNのMethod Wizardを用いれば、精製手法や使用するカラムに応じて簡単に精製プログラムを作成できます。もちろん、各ステップごとに選択項目があるので、ご自身の精製目的や環境に適したプログラミングが可能です。

2) つづいて、変化させたい項目だけを抽出したテーブルを作成してパラメータを入力します。 1)で作成したプログラムを基本として、一項目だけ変化させた条件で連続精製をすることができます。
例えば、精製パターンを比較して目的タンパク質の精製に適したリガンドを選択したい場合、カラム選択バルブにあらかじめリガンドの異なるカラムを複数本接続しておきます。1)で作成したプログラムで、カラムの接続ポートのみを変えたプログラム(カラムは1-7種類接続できます)を走らせます。プログラムは自動的に各カラムでの精製を連続的に行います。最終的に、リガンドの異なるカラムで精製したクロマトグラムを比較することができます(図1)。

その他にも、イオン交換クロマトグラフィーにおいてバッファーpHや塩濃度勾配の傾きを変えた分離パターンを比較したり、ゲルろ過で流速を変えた分離パターンを比較することも可能です。 これだけで簡単に条件検討を行なうことができます。

ご注意
カラムスカウティングを行なう場合にはあらかじめカラム選択バルブに条件検討したいカラムをつなげておく必要があります。対象機種はÄKTAexplorer 10s、ÄKTAexplorer 100、カラム選択バルブをオプション接続しているÄKTApurifierおよびÄKTAfplcです。現在使用している装置にカラム選択バルブがなくても簡単に追加接続し使用することができます。
詳細は弊社バイオダイレクトラインまでお問合せください。


図1 リガンドが異なる疎水性相互作用クロマトグラフィー担体での分離パターン比較例
( 使用担体:HiTrap HIC Selection Kit )

リガンドが異なる疎水性相互作用クロマトグラフィー担体での分離パターン比較例


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