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Cap '05
初期回収・粗精製技術

Pリッツ・カールトン
米国アリゾナ州・フェニックス
2005年5月22~25日


Cap '05学会の第1回大会は参加者から非常に高い評価を得ました。過去の拡張吸着流動床(EBA)学会から発展してさらに幅広いテーマを扱ったCap '05の焦点は、上流プロセスと下流プロセスの間のインターフェースです。セッションでは、2液相分離の再検討からロボティクスの利用に向けた動き、工業スケールでの多変量解析まで、今業界が直面している問題点や動向、検討中の解決策がテーマとして扱われました。

第1セッションでは、回収・粗精製技術をテーマに、粗精製に至るまでの既存のプロセスや最新のプロセスが紹介されました。Fudu Miao(Centocor, USA)は、タンジェンシャルフローと中空糸膜について講演しました。Lars Pampel(Amgen Inc)は、遠心分離とその生成物の回収に影響を及ぼす因子について説明し、Tim Hobley(Technical University of Denmark)は、拡張吸着流動床に関する評価研究について発表をしました。新しいアフィニティー担体とリガンドについてPim Hermans(Unilever, The Netherlands)とJason Betley(ProMetic BioSciences, UK)から発表があり、Bengt Westerlund(GE Healthcare, Sweden)からは、耐塩性に優れた新しいマルチモーダル陽イオン交換体Capto MMCが紹介されました。

第2セッションのテーマは、技術統合と浮上しつつある新技術についてでした。かつては工業スケールに応用できなかった技術が、今では粗精製のプロセス開発に大きな影響を及ぼしています。例えば、Boris Zaslavsky(Analiza Inc, USA)とAndreas Frerix(Institute of Biotechnology, Juelich, Germany)が説明したように、既成の技術では操作が困難だとされてきた2液相分離法が、ロボティクスの開発によって扱いやすい有用な技術となりました。今注目を集めているのは、M. Hutchinson(University of Cambridge, UK)が説明した金属アフィニティー吸着システムと、Juergen Hubbuch(Institute of Biotechnology, Juelich, Germany)が発表した高親和性磁性吸着体です。Robert Magnusson(GE Healthcare, Sweden)は、β-グルコシダーゼの精製において、中空糸限外ろ過と充填床クロマトグラフィーの組合せとEBAプロセスの2種類を比較しました。

第3セッションはプロセス開発の問題点をテーマに、市場に出るまでのプロセスを効率化する方法に注目しました。Nik Willoughby(University College London, UK)は、数学的モデリングとWindows of Operationを組み合わせた超スケールダウン法(Ultra Scale-Down)による各種条件における遠心状態の予測について述べました。Joakim Svensson(GE Healthcare, Sweden)は、スケールアップの際のクロマトグラフィーカラムにおける圧/流速特性を予測する統計的多変量モデルについて発表しました。Robert Gronke(Biogen Idec)は、システム化された初期実験を実施し、新規分子の安定性、溶解度、クロマトグラフィー特性を明らかにし、過去の分子と比較することがプロセスの効率化につながると述べました。

上流プロセスと下流プロセスの接点には数多くの問題点があります。上流プロセスでの小さな変化が下流プロセスに大きな影響を与えます。Carl Spicer(Cambridge Antibody Technology, UK)は、ファーメンターの条件が既知の場合のタンジェンシャルフローろ過の「ジェネリック」法による清澄化プロセスについて説明しました。Thomas Linden(Merck Research Laboratories, USA)は、ウイルス様粒子を対象とし、確実にプロセス パラメータを定義するために、下流精製に対して各種上流パラメータがどのように影響するかをモニタリングする極小スケールの精製スキームの開発について発表しました。多変量解析についても、複数の製造工場で製造されるAvonexの製造に関するデータセットをモニタリングするのにかかせないツールでした。Jonathan Romero(Biogen Idec, USA)は、プロセスの変動や、上流の変数と下流のパフォーマンスとの関係を確立するための多変量解析の利用について的確に述べました。

学会の最後にケーススタディーが発表されました。Serina Moran(Diosynth Biotechnology, USA)、Philip Milburn(Avecia, UK)、Werner Hölke(Roche Diagnostics, Germany)は、EBAの使用経験について述べました。Martin Smith(Lonza Biologics, UK)はアルカリ安定性に優れた新Protein A担体MabSelect SuReのデータを紹介し、Tim Matthews(Genentech, USA)は、精製上の特定の問題を結晶化によって解決する画期的な方法を発表しました。

ポスターセッションでは、新しい技術の発展や既存の技術の進歩を反映し、内容の豊富な発表が行われました。
発表内容をまとめた要旨集(PDF:1.3MB)を発行しておりますので、ご覧ください。


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