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RNAi

2017-2-21 11:30:00

神経細胞でのRNAi実験は、トランスフェクション試薬不要のAccell siRNAで!

皆さま、こんにちは。GEヘルスケア・ジャパンDharmacon製品担当の大島です。

前回、怪我のため松葉杖になったことをお話ししましたが、先日、晴れて完治ということで、2本の足で歩くことができるようになりました。まだ、筋力の低下が残っているため、フラフラしておりますが、やはり、自分の足で歩けるのは素晴らしいことだと実感しました。

皆様におかれましても、ご多忙の中、くれぐれも怪我などされないよう、ご健康にお気をつけ頂きますよう、よろしくお願いいたします。

さて、何度かDharmaconメールでもご紹介してきているのですが、まだまだお届けしきれていない情報の一つに、
「神経細胞でのRNAi実験は、トランスフェクション試薬不要のAccell (アクセル)siRNAで!」があります。神経芽腫細胞や初代神経細胞は、がんや神経発達に関する基礎研究用あるいは神経変性病研究用のモデル細胞系として広く使用されています。しかし、それらの多くはリピッドベースのトランスフェクション試薬による核酸導入効率が低いという問題があり、siRNAを用いたRNAi実験で四苦八苦されている方からよくご相談をいただきます。

そのようなケースでお勧めするのが、Accell siRNAです。

Accell siRNAには、特殊な化学修飾が施されたヌクレオチドが導入されており、培地に混ぜて細胞を培養するだけで遺伝子発現をノックダウンできますので、次のような方におすすめです。

①トランスフェクションが上手くいかない⇒初代培養細胞、神経細胞、免疫細胞などでもノックダウン可能です。お客様の声をご参照ください。
②トランスフェクション試薬で細胞がダメージを受ける⇒リピッド系トランスフェクション試薬に由来する細胞毒性の心配がいりません。
③ノックダウン期間を伸ばしたい⇒ヌクレアーゼに対する安定性を高める修飾がされています。また、Accell siRNAを混ぜた培地交換を繰り返せば更に期間を伸ばせます。

お客様の声紹介:

まさか、こんなに簡単にin vivoでsiRNAを神経細胞へ導入できるとは!
大阪府立大学 大学院生命環境科学域 獣医学類 動物構造機能学分野(応用薬理学教室)
中嶋 秀満 様、久保 岳也 様、板倉 正典 様

「培養細胞での導入実験では、siRNAの導入がうまくいかず結果が得られなかったので、in vivoでの導入実験がうまくいくはずがないと思っていました。」と当時をふりかえり、お話しくださった大阪府立大学の中嶋先生と久保様(当時大学院3回生)に、実験期間わずか3か月で、in vivoでのトランスフェクションにおいて驚きの結果をもたらした理由をお伺いしました。

関連情報(PDF):

Accell siRNAは非常に便利なsiRNAですが、一つだけ難しい点があります。それは、培地中の血清濃度をできるだけ少なくする必要があることです(3%以下)

Accell siRNAをご使用になる場合の培地として、無血清培地であるAccell siRNA Delivery Mediaの使用をおすすめしています。しかし、細胞によっては培地に十分な量の血清を必要とする場合があるかと思います。

そのような場合には、Accell siRNA Delivery Mediaに3%まで血清を添加していただくか、少ない血清添加量で培養可能な血清低減培地 HyClone HyQ-RS Reduced Serum Mediaをご検討ください。

これは、一般的に使われている細胞培養培地を改良して添加する血清 (FBS: Fetal Bovine Serum) を従来よりも少なくできる特殊な培地です。この培地では、通常の細胞培養ですと、FBSは2~4%濃度で使用を推奨しています。

上記製品は、培地血清ブランドとして長年ご愛顧いただいているHyClone(ハイクローン)の製品です。弊社では随時、HyClone血清ロットチェックサンプルのお申し込みを受け付けておりますので、是非ご利用ください。

また、2017年3月31日まで中央アメリカ産のUSDA Tested FBS 500 mL(SH30910.03)を対象としたキャンペーン実施中です!高品質なウシ胎児血清(Fetal Bovine Serum, FBS)を製造するパイオニアとして50年にわたり実績を積んできたHyCloneの血清をお得にお買い求めいただけるこの機会を是非ご利用ください。

ところで、遺伝子発現調節技術によって作成された細胞を高解像度・超解像度顕微鏡で、評価・確認してみたいと思ったことはございませんか?実は、弊社にもDeltaVisionシリーズという高解像度・超解像度顕微鏡があります。

これは超解像度顕微鏡DeltaVision OMX SRで撮影したマウス内側前頭前皮質における神経細胞のスパインです。厚さ50um程度の脳切片中から、神経スパインの構造を3D-SIM超解像度撮影することができ、「Z軸方向の解像度にも優れ、スパインの形状を立体的に撮影できるため、より正確なスパインの形態解析が可能になると思いました。」というお声をいただいています。
(ご協力:神戸大学大学院 古屋敷先生、北岡先生、谷口様)
詳しくは『こちらから»

DeltaVisionシリーズでのお試し撮影、その他詳細については以下よりお問合せください。

「困った・・・」を抱えたお客様や、「ゲノム編集技術やRNAi技術で新しい実験に取り組みたい」というお客様のところへ伺って、一緒に解決方法を探していくことも我々Dharmacon担当者の重要なミッションです。1人で悩まずDharmaconまでご相談ください!

弊社公式アカウントとしてFacebook、Twitter、Instagramを始めました。日々お役に立つような小ネタや、Tea timeに見ていただけるような投稿をひっそりとつぶやいております。2/20にはアルツハイマー病の遺伝的危険因子FERMT2のAPP代謝における主要なモジュレータとしての機能についてのスクリーニング解析に関する文献についてつぶやきました。
ぜひこちらから公式アカウントのフォロー、いいね!をしていただき、ほっと一息のネタにしてください♪

【Dharmacon製品に関する問合せはこちら】




この記事の筆者

大島

大島 英之
GEヘルスケア・ジャパンにてDharmaconの担当をしております。
私の今年の目標は、「siRNA、ゲノム編集と言えばGEの大島へ!」
を皆さまに覚えていただくことといたしました。
今年も、さらにパワーアップして皆様のお役に立ちたいと思っております!

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