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RNAi

2016-11-22 17:40:00

トランスフェクション試薬を使わないsiRNAだからこそできた実験 - お客様の声ご紹介します

皆さま、こんにちは。GEヘルスケア・ジャパンDharmacon製品担当の大島です。

普段は全国のお客様の下へお伺いさせていただくことが多いのですが、たまにオフィスで会議や資料作成、お問い合わせ内容の調査回答などをしております。

オフィスワークの際は昼食は会社の近くで取りますが、特に金曜日はカレーを食べることが多いです。ナンを焼いて出してくれるお店がいくつかあり、今日はどこで何のカレーを食べようかと楽しみにしています。

ちなみに、日本にカレーを持ち込んだのは旧日本海軍であると言われています。長期航海で曜日感覚を失わないように、金曜日にカレーを出す習慣がついたとのことで、現在の海上自衛隊でも金曜日はカレーで、艦ごとにアレンジされたレシピがあるそうです。皆様も機会があれば、ぜひ金曜カレーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

さて、10月前半にはいくつか大きな学会があり、展示員として参加していたのですが、学会展示ブースに立ち寄ってくださった方々から、ゲノム編集と肩を並べるほどよくいただくご質問に、「トランスフェクション試薬を使わないAccell(アクセル)siRNAって何?」があります。

Accell siRNAには、特殊な化学修飾が施されたヌクレオチドが導入されており、培地に混ぜて細胞を培養するだけで遺伝子発現をノックダウンできますので、次のような方におすすめです。

トランスフェクションが上手くいかない⇒初代培養細胞、神経細胞、免疫細胞などでもノックダウン可能です。お客様の声(1)をご参照ください。
トランスフェクション試薬で細胞がダメージを受ける⇒リピッド系トランスフェクション試薬に由来する細胞毒性の心配がいりません。お客様の声(2)をご参照ください。
ノックダウン期間を伸ばしたい⇒ヌクレアーゼに対する安定性を高める修飾がされています。また、Accell siRNAを混ぜた培地交換を繰り返せば更に期間を伸ばせます

お客様の声(1):

まさか、こんなに簡単にin vivoでsiRNAを神経細胞へ導入できるとは!

大阪府立大学 大学院生命環境科学域 獣医学類 動物構造機能学分野(応用薬理学教室)
中嶋 秀満 様、久保 岳也 様、板倉 正典 様

培養細胞での導入実験では、siRNAの導入がうまくいかず結果が得られなかったので、in vivoでの導入実験がうまくいくはずがないと思っていました。」と当時をふりかえり、お話しくださった大阪府立大学の中嶋先生と久保様(当時大学院3回生)に、実験期間わずか3か月で、in vivoでのトランスフェクションにおいて驚きの結果をもたらした理由をお伺いしました。

お客様の声(2):

トランスフェクション試薬を使わないsiRNAだからこそできた遺伝子ノックダウン後の薬剤処理実験

国立がん研究センター 分子診断・個別化医療開発グループ エピゲノム解析分野
服部 奈緒子 様

ヒストン修飾の組合せが持つがん発生や幹細胞の万能性維持など、重要な生物学的役割について研究されている服部先生は、リポフェクション法によるsiRNA導入が与える細胞へのダメージに、実験系の限界を感じておられました。そんな時に目にとまったのが、トランスフェクション試薬を使わないDharmacon Accell siRNAでした。「本当にすごいノックダウン効率」とおっしゃる服部先生に、どのような実験にお使いなのか、本製品を導入して何が良くなったのか、苦労されたことはどんなことか、について伺いました。

実は、すでに70報以上の論文でAccell siRNAでのノックダウンが報告されているんです。報告されてる論文については「こちら»」から。また、Accell siRNAによるノックダウン適用例が論文に掲載された細胞一覧については「こちら»」からご覧いただけます。

このようにAccell siRNAは非常に便利なsiRNAですが、一つだけ難しい点があります。それは、培地中の血清濃度を3%程度にすること。これは服部様も苦労したこととして挙げていらっしゃいました。

そこでご紹介させていただきたいのが!

少ない血清添加量で培養可能な血清低減培地 HyClone HyQ-RS Reduced Serum Mediaです。これは、一般的に使われている細胞培養培地を改良して添加する血清 (FBS: Fetal Bovine Serum) を従来よりも少なくできる特殊な培地です。この培地では、通常の細胞培養ですと、FBSは2~4%濃度で使用を推奨しています。

「困った・・・」を抱えたお客様や、「ゲノム編集技術で新しい実験に取り組みたい」というお客様のところへ伺って、一緒に解決方法を探していくことも我々Dharmacon担当者の重要なミッションです。一人で悩まずDharmaconまでご相談ください!
(先日、メールを見てお問い合わせのお電話をくださった方もいらっしゃいました。お気軽にご連絡ください。)

話は変わりまして、実は最近、弊社公式アカウントとしてFacebook、Twitter、Instagramを始めました。日々お役に立つような小ネタや、Tea timeに見ていただけるような投稿をひっそりとつぶやいております。11/21にはゲノム編集でのノックイン用HDR Donor designerについてつぶやきました!
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【Dharmacon製品に関する問合せはこちら】




この記事の筆者

大島

大島 英之
GEヘルスケア・ジャパンにてDharmaconの担当をしております大島と申します。
私の今年の目標は、「siRNA、ゲノム編集と言えばGEの大島へ!」のスローガンを皆さまに覚えていただくことといたしました。 今年も、さらにパワーアップして皆様のお役に立ちたいと思っております!

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