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ゲノム編集

2016-11-01 14:30:00

細胞が死なないguideRNAのクオリティを求めて - お客様の声紹介

こんにちは、GEヘルスケア・ジャパン大島です。
さて、すでにかなりの方がCRISPR-Cas9によるゲノム編集実験に取り組まれていると思います。実際にやってみると、

「guideRNA(gRNA)発現ベクターがクローニングできない」
「ゲノムが切れていない」
「オフターゲット効果らしき現象が起きてしまっている」

といった問題につきあたっていませんか?ベクター構築の手間や、構築できても細胞への導入効率や発現効率の問題がつきまといます。また、gRNAの配列によってもゲノム編集効率は左右されてしまいます。

今回は、in vitro転写で作成、カラムで精製したgRNAをトランスフェクションしただけで細胞が死んでしまうトラブルに見舞われたお客様がどうやってそれを解決し、更には適切なgRNA配列の選択やCas9発現システムの至適化を目指されているのか、具体的な事例をご紹介します。

国立がん研究センター 分子診断・個別化医療開発グループ エピゲノム解析分野 服部 奈緒子 様

細胞が死なないguideRNAのクオリティを求めて

国立がん研究センター 分子診断・個別化医療開発グループ エピゲノム解析分野
服部 奈緒子様

服部様は、これまでの経験からゲノム編集実験において大事と考える3つのポイントを挙げています。
ポイント① gRNAのクオリティ
ポイント② gRNA配列デザインのアルゴリズム
ポイント③ Cas9発現システムの選択

各ポイントの詳細をお知りになりたい方は是非「こちら≫」からご覧ください。

服部様は併せてInducibleタイプ(Tet-On発現誘導)のCas9を使うメリットも指摘されています。Dharmaconでは、
「必要な時だけCas9を発現させたい」
「ゲノム編集後はCas9生産を抑制したい」

というご要望に応えるため、Edit-R Inducible Lentiviral Cas9 Nucleaseを販売しています。

本製品には最新のテトラサイクリン誘導系であるTet-on 3Gシステムを採用しています。併せてTet-ON/OFFの発現系に適した特殊血清、Tetracycline screened FBSをお使いいただくと、より厳密に制御された誘導的ゲノム編集が可能です。

Edit-R Inducible Lentiviral Cas9 Nucleaseの詳しい実験プロトコルについては、PDFアイコンからダウンロードいただけます。

また、Dharmaconではゲノム編集スクリーニングライブラリー製品も取り扱っています。RNAiよりもゲノム編集によりはっきりとフェノタイプが出るケースがあることから、「以前siRNAやshRNAで行ったスクリーニングをゲノム編集でやりたい」、というご要望にお応えします。

ヒト・マウス用のcrRNAを、遺伝子ファミリーやパスウェイごとに分類して96ウェルプレートに分注したEdit-R crRNA Libraryは、ハイスループットかつ迅速な遺伝子ノックアウト実験が可能です。siRNAライブラリーでスクリーニングをされていた方にお勧めです。

ヒト・マウス・ラット用のsgRNAを、遺伝子ファミリーやパスウェイごとに分類してプールしたEdit-R Pooled Lentiviral sgRNA Libraryは、レンチウイルスを細胞に感染させて遺伝子を網羅的にノックアウトし、目的の表現型を細胞に与えるsgRNA配列をスクリーニングできます。shRNAプール化ライブラリでスクリーニングをされていた方にお勧めです。

「困った・・・」を抱えたお客様や、「ゲノム編集技術で新しい実験に取り組みたい」というお客様のところへ伺って、一緒に解決方法を探していくことも我々Dharmacon担当者の重要なミッションです。一人で悩まずDharmaconまでご相談ください!

不定期ではございますが、役に立つ情報をお伝えさせていただきます。
今後ともDharmaconをよろしくおねがいいたします!



【Dharmacon製品に関する問合せはこちら】




この記事の筆者

大島

大島 英之
GEヘルスケア・ジャパンにてDharmaconの担当をしております大島と申します。
私の今年の目標は、「siRNA、ゲノム編集と言えばGEの大島へ!」のスローガンを皆さまに覚えていただくことといたしました。 今年も、さらにパワーアップして皆様のお役に立ちたいと思っております!

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