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細胞

2015-09-25 16:52:04

ライブセルイメージングで観る細胞内HIV感染の様子

仮面ライダー

こんにちは、GEヘルスケア・ジャパンです。本日は弊社営業マン達から「仮面ライダー」と呼ばれている細胞イメージをご紹介します。個人的には、その色合いからも「スパイダーマン」ではと思うのですが…。しかし、注目すべきはその顔的な部分ではなく、緑色に光るHIV(Human Immunodeficiency Virus)粒子です。

この細胞イメージは弊社Webサイト「超解像度&高解像度の細胞の世界」でご紹介している画像の一つで、「どうやって撮影したのですか?」とか、「抗体を教えてください。」という質問をよくいただきます。

感染にあたり細胞質を移動するHIVと微小管の位置関係を見るためには、細胞への光毒性が低いライブセルイメージングで生きた細胞で観察する必要があります。DeltaVision Eliteによるライブイメージングの結果、細胞内を動くときに、微小管を利用して移動しているものもあれば、いないものもあるということが分かりました(緑色:HIV、青色:核DNA、赤色:微小管)。
HIVは、実際にはGFP標識したVprタンパク質を観察しています。

実際の論文には、動態を見た例も紹介されておりますので、是非ご参照ください。 Visualization of the intracellular behavior of HIV in living cells. McDonald D et al. J Cell Biol. (2002)

光毒性が低いからこそ実現するライブセルイメージング。そのメリットについて理化学研究所 統合生命医科学研究センター 研究員の増井 修博士は、「ライブにこだわるのは、固定してしまうと本来の構造が変わってしまう場合があり、ライブで構造を見ないと本当の姿が見えないのではないか、と考えているからです。3D-SIMなど超解像技術をライブで使えるようになれば、もっと深く知ることができるようになると思います」とおっしゃいます。(全文はこちら

このほかにも、分裂期の細胞を止めることなく高解像度なTime-lapse撮影した動画などもご覧いただけるイメージギャラリーにぜひお立ち寄りください。

イメージギャラリー

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